ジャニーズ中心の世界からふと離れてみて〜追いシャララで思うこと〜
どうも。
まずはじめに、Kis-My-Ft2のファンのみなさん、Kis-My-Ft2のために「Sha la la☆Summer Time」をご購入してくださった方々、ありがとうございます。
先に言っておきます。今回はタイトルに書かれてある通り「追いシャララ」について話しています。今回のこの購買活動は本当に凄いことだと感じています。決してキスマイのファンやCDを買った人に対する否定はしていません。寧ろ、こうゆう活動が起きてしまっている業界について感じたことを話しています。ですが読む人にとっては傷つくかもしれません。戻っていただいても構いません。自己判断でよろしくお願い致します。
つい最近、キスマイファンの友人から「Sha la la☆Summer Time」を買ってほしいと言われた。原因は知っている。初日売上が2位で、かつ1位のグループがそこまで名の知れたグループでなかったこと。最初のTweetを見て「へぇ~そうなんだ。」と軽くスルーしていたが、その友人からのメール直後、いろんな箇所で「買ってください!買ってください!」と懸命なTweetを見て驚いた。
と同時に恐怖を感じた。
今までにもSMAPの「世界に一つだけの花」やKinKi Kidsの「ジェットコースター・ロマンス」と言ったジャニーズ内での購買活動はあった(今も続いている)。どちらも記録更新や記念のために行われているのが主であり、買いたい人が買えばいい。そんな風にも感じ取れる購買活動であると感じている。
だが、今回の追いシャララは違う。
本当に怖い。
もともと全タイプもしくは欲しいタイプは全て買ったが、さらに追加でSha la la☆Summer Timeを買っている。CDショップ店から全てのCDが売り切れるように購買活動をしている。
その理由はその曲が好きだから買うという訳ではなく、彼らの活動が減らされたくないからといった本来のCDを買う目的とは違う方向で購買活動が行われた。
また、全国的に知名度が低い(といっても対象となったグループ自体はもう5年も活動している)グループが急に爆発的な売上を1日目に叩き出したことをきっかけに、ファンの人はもちろん。既に連続1位を取ることができなくなってしまった他グループのジャニーズファン、さらにはアニヲタ、他のアイドルヲタの人たちまでも彼らの活動を守るためにCDを購入している。もっと言うと、その渦に巻き込まれていることを実感していない。この流れも私的には怖いと感じた。
確かに、どの業界も結果主義なのはわかる。特にCDなんかは数字として残るのだからレーベル会社をはじめ、TV局やラジオ局でもそのグループを起用する指標となることはわかる。グループが活動できているのもクライアントがお金を払っているからだということ、だからこそクライアントの要求にも答えなければならないことも知っている。
だが、CD売上枚数の低下や情報化が発展している今、CD売上枚数やランキングだけで指標するのはよろしいのだろうか。
少し私のことを話すと、社会人になるまでは自由にお金を使える生活ではなかったため、CD、ビデオ、雑誌、写真等のグッズは今でもケチい方だ。昔であればレンタルしたり、中古で100円代になったCDを買ったり、立ち読みしたりして満たしていた。今ではネットワークも発達し、twitter等あの手この手と色々なツールから情報は仕入れられる。タダで買えるに越したものはない。
それでもその曲が好きで好きで買いたい曲があれば買う。私の中では買うというのは絶対的最終手段でしかない。
つまり、買うというのはファンだからとかそのグループのためだからとかという優先度よりも「自分が好きだから」という理由が私の中では一番強い。
最後に、本当にCDが売れたというのは、ファンだけでなく茶の間で彼らのことを少ししか知らない人でも「この曲良いね。買おうかな。」と手に取ってくださるのが、真の売れたということではないのだろうか。
ファンが記録を支えるのはKinKi Kidsを見ていて確かに大切なのはわかる。だが、その記録が無くなったからといって、活動が減らされたからといって、そのグループを嫌いになるだろうか。また違う方法で売れていこという考えに至らないのだろうか。
今回のことは本当に恐怖に感じている。
少しでも本来の目的でCDを買う傾向に戻ることを願うばかりだ。